Industrial Action at Universities Feb. 23
ストライキと言えば、たまに日本では見ることができる、そんなイメージ。
ただここイギリスは違います。
全英の大学教員で作られる労働組合、UCUが大学側の年金削減に反対するためのIndustrial Action、いわゆるストライキが計画されました。
学内の様々な所に張り紙が。
この張り紙が貼られ始めたのは、ストライキ開始の4,5日前。
この段階では日本の生ぬるい感覚で、いずれは和解が成立するだろう、そんな楽観的な面持ちでした。
ただ、前日になると学生ページにはこのページへのリンクがデカデカと貼られる事態に。
大学側も妥協の様子はなく、全面闘争に入るみたいです。
そして午後に届いたメールでストの実施はほぼ確実になります。
内容は、
・以下の日付にストが実施されるだろう
・このストによって試験の日程が変わる予定は今のところないが、テスト日程発表日に詳しく発表する
・このストによって卒論等の論文の添削に支障が出た場合、提出期限を延長する
と言った感じ。
完全に受け身でストを回避しようという考えは更々ないようです。
そして当日。
これは学生による支援運動(のスタート前の記念撮影を横から撮ったもの)。
これとは別に教員もPicket Lineを校舎の前で作り、学生を中に入れないようにしています。
このPicket Line、もちろん強制的なものではないので、気合いですり抜ける事は容易です。
このストライキに参加している教員も多いですが、全員ではありません。
そのため開講されるクラスも多々あります。
そうした場合、ストだからといって欠席すればAttendanceにXが付くわけです。
Picket Lineを超えられなかったと言った言い訳は聞いてくれません。
難しいところです。
あまり日本にいる間は馴染みがないストライキ、払ったTuitionはたとえ授業がなくても返ってきませんが、いい経験になりそうです。
まだ始まったばっかりのスト、決して第三者ではないので今後も様子を見ていく必要がありそうです。