Eurostar London St Pancras Intl. → Paris Nord
イギリスからフランスへの移動は飛行機ではなく国際列車を利用しました。
ユーロスターのレビューになります。
飛行機ブロガーとしてはヨーロッパ大陸に渡るには飛行機を使うべきなんでしょうけど、そんなこと知ったことないので鉄道で渡りました。
ユーロスターはイギリスロンドンからドーバー海峡をトンネルでくぐり、フランスパリまたはベルギーのブリュッセルへと向かう国際列車です。
今回はロンドンからパリへと向かいます。
ロンドン側のユーロスターのターミナル駅はSt Pancrasです。
この駅からはユーロスターの他にもいくつかの鉄道会社の始発駅でもありますが、ユーロスターの改札付近の雰囲気はどこか他とは違った印象を受けます。
今回は、チケットを事前にインターネットで購入していたため、直接改札へ。
バーコードを印刷してくるというプロセスが必要になりますが、便利です。
改札を通るとまずは荷物検査があります。
空港でよくあるベルトコンベアに荷物を載せるタイプです。
ユーロスターは大きなスーツケースを持ち込むことができますが、別に預け入れるのではなく、自分と常に移動することになります。
そのため、スーツケースもこのベルトに載せることになりますが、腰の高さまで重くて大きなスーツケースを載せるのは少ししんどかったです。
荷物検査をすぎるとパスポートコントロールがあります。
ここで国際列車だということを思い知らされますね。
ユーロスターの場合、出発地で到着地の入国審査までを受けることになります。
ロンドン発の場合、イギリスの出国審査はありませんからフランス(シェンゲン域)の入国審査を受けます。
(パリやブリュッセルの場合はシェンゲン域からの出国とイギリスの厳しい入国審査が待っているわけですね。)
これを抜けるとそこは法律上はフランスです。
そこそこに広い待合室があります。
ユーロスターはセキュリティーの都合で、出発の直前にならないとホームに上がることができません。
そのため、ここで待つ必要があります。
上級クラスの座席になるとラウンジもあるみたいです。
出発の間際になると、プラットフォームの番号を知らせるアナウンスがあり、そこに上がるためのエスカレーターが動き出します。
ユーロスターの車両は現在世代交代の真っ只中。
これは古い方の車両になります。
今回は1号車ということで、ホームの端まで歩きました。
車内に入ってみましょう。
スタンダードのクラスの車両になります。
座席は回転せず、このまま動きます。
つまり、車両の半分は必ず進行方向向き、残る半分は後ろ向きになり、中央はテーブル席が左右に2セットある形になります。
車端部にはスーツケースを載せる部分がありますが、あまり数は多くありません。
シートピッチは少し狭く感じます。
ただ、日本人にはそれほど不快感なく過ごすことができるのではないかと思います。
隣の人にもよりますがね。
(今回は空席でした。)
スムーズに出発したこの車両、最高時速は300km/hになります。
ぐんぐんとロンドンの街中を進んでいき、あっという間にのどかな風景に。
さっと車窓が暗くなったと思えばドーバー海峡トンネルに入りました。
(手前に一つ、短めでフェイントのトンネルがあって、見事に最初騙されました。)
フランスに入ってからはひたすらパリへと向かっていきます。
フランスに入ってからの距離の方が長いこともあって、ここからの時間がとても長く感じます。
そして難なくパリに到着。
ロンドンで入国審査を終えているので、降車後はスムーズに駅の外に出られます。
ここまでユーロスターのレビューでした。
ロンドンとパリやアムステルダム、ブリュッセルなんかを繋ぐ飛行機はBAのみならず頻繁に飛んでいます。
ただ、今回はパリからもTGVを乗り継ぎ、さらに地方へと向かった関係で鉄道を選ぶことになりました。
ロンドンの中心部からパリの中心部まで行けるというのは鉄道のメリットかと思います。
CDGもORYもなかなかに遠いですからね。
一度は利用されてみてはいかがでしょうか。
- Log -
Eurostar Train9032
London St Pancras International - Paris Gare dur Nord
Sunday, February 12
Depart: 14:22
Arrive: 17:53
Duration: 2h31min
Fleet: Class373
Seat: Coach1-18 (Standard Class)