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不相応なステータスを持った旅好きの若者

BA761 OSL-LHR Economy Norwayからの脱出

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COVID-19の脅威はEuropeにも広がり、滞在していたNorwayから急遽帰国することになりました。

逃避行の一部始終をBAのフライトに乗せて。


イントロダクション

欧州にCOVID-19が到来して2週間ほど。

ここNorwayでも感染者が爆発的に増え、ますます情勢は厳しくなってきました。

 

3/13(金)には遡って2/27以降にNordic Conutries (Denmark and Sweden)を除いた国を訪れ帰国した人に関して、自宅待機が命じられます。

14(土)には原則としてNorwayに住所を持たない者に関しては、空港で引き返しを指示する声明が首相から出ました。

15(日)には16(月)朝8時からNorway全土の空港がClosedになり、土曜日に決定した送り返しが実際に効力を発することとなりました。

さらに15日夜にはSASが声明を発表し、"no exsiting demand"によって多くの便をキャンセルするとの通知。その時点でSASによるCopenhagen - Naritaの便は運航が中止されていますが、さらにこれが拡大するとのこと。

 

このような情勢の中でNorwayを含む欧州各国が外務省による感染症危険レベル2以上に指定され、その後の帰国が困難になるリスクを鑑みて、レベル1のうちに急遽帰国をする運びとなりました。

(実際に17日付けでシェンゲン加盟国は一律でレベル2に格上げとなりました。)

 

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日付が変わり15日になったころ、BAのAviosを放出し急遽16日の片道チケットを発券し、航空券を用意します。

 

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その後、このようなメールを受け取りました。

私は日本国籍ノルウェーの居住許可を持つ人なので、執筆現在の4/4でも日本・ノルウェーの両方の国に入国が可能ですが、それ以外の人は確認が必要でしょう。


OSL

迎えた16日月曜日、BA761は朝7:25の出発です。

いつも早朝はFlytogetが走っていないためFlybussenを使っていますが、乗り場でまずドライバーから空港から「空港がclosedになるが大丈夫か?」との質問を受けます。

彼らは返送義務を持ちませんが、ここで確認してくるのが親切心といったところ。

18日からはFlybussen自体も運行を取りやめるとのことで、今日は頑張って走ってもらいましょう。

 

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バスの車内でもこのような掲示がなされていました。

 

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Oslo (OSL)におけるBAの占めるウエイトはそれほど大きくありません。

カウンターはターミナルの外れの1番。

有人カウンターが2つ。

1つがPriorityでもう1つが一般向けです。

出発まで1時間30分を切ろうとする時間ですが、一般列には少しqueueが出来ていました。
ただ、Priorityレーンを利用するPAXはほとんどおらず、2つカウンターで人を捌いていきます。

 

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ターミナルは朝早いこともあり、人気はまばら。

保安検査場に関しては、いつもの早朝の混雑度という感じ。

 

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シェンゲン域出国前の保安エリアについてもほとんどのお店が空いており、空港閉鎖はそれほど感じられません。

 

ただ、Boarder Controlに関しては少し異様な雰囲気。

通常は運用されているシェンゲン域市民向けの自動カウンターやEU,EEAパスポート保持者の有人ゲートがオープンしておらず、全てのPAXがその他のパスポートを保持する者の列に並ばなくてはいけませんでした。

普段、便が被らなければそれほど混雑しないこのレーンで10分ほど消費したのは意外でした。

 

出国後エリア唯一の飲食店に関してはオープンしておらず。

ただKioskは空いているのでものを買うのには困りません。

 

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この日の出発状況についてはこのような感じ。

16日はそれほどCancelとなった便はありませんでした。

18日の写真をFacebookで見ましたが、かなりの便が欠航になっており、早く動いて良かったという感想を抱かざるおえません。


フライト

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通常のオペレーション通り厳格なGruop搭乗がここOSLでも運用されますが、今回優先搭乗を利用したGruop1のPAXは1人。2,3は同時で私を含めて3人とかなり寂しいフライトです。

ノルウェー国籍保持者に関しては不要不急の出国を控えるようにとの勧告が出ているのも影響しているのでしょうか。

 

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早めに搭乗したので、機内の写真をどうぞ。

人がなるべく少ないエリアに陣取ろうと後ろの座席を指定しています。

 

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BA761はA320で運用されますが、この日の搭乗率はさすがと言っていいほど控えめ。

ほぼ全てのPAXが3席を占有でき、後方座席に関しては誰も座っていない列が見受けられます。

 

久々にM&Sの機内販売パンフレットを目にし、懐かしさを覚えます。

このシステムが導入されてからBAの短距離路線では全てのサービスが有料になります。

SAS Goと異なりコーヒーと紅茶まで出ないのがポイント。

 

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いつの間にかWi-Fiのサービスが始まっていました。

飛行状況もこちらから確認できます。

 

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機内インターネットサービスも提供されています。


LHR

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幸いなことにロンドンの天気は良好。

少し気流が悪いところもあり、揺れはしましたが、Heathrow (LHR)へのアプローチではLondon City (LCY)やShardなどThames両端の街並みをよく観察することができました。

 

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見慣れた尾翼の並ぶLHRに降り立ちます。

Aコンコースのゲートがいっぱいだった影響で誘導路上で10分ほどホールド。

 

Norwayよりは幾分まだお気楽気分だったUKに入り、Transferの導線を進むのでした。

 

-Flight Log-

BA761

Monday, 16th March

Oslo Gardermoen (OSL) - London Heathrow (LHR)

Depart: 7:25

Arrive: 8:43

Duration: 2h40min

Aircraft: Airbus A320

Seat: 26A (Economy - Euro Traveller)

 

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