7 Aug. BritishAirways IT failures
新生活への期待を胸に欧州へと降りたった私。
そこで待っていたのは早速のトラブル。
8月7日のBAのシステムトラブルの影響をもろに受けてしまいました。
前
到着
珍しく天気に恵まれ揺れも少なく、BA8はロンドンヒースロー空港(LHR)に降り立ちました。
これまでの長旅で多くの燃料を使い切ったであろうB773ERは滑走距離も短めで、足早に滑走路を出てゲートへと向かいます。
しかし、T3を横目にした誘導路のど真ん中で停止、その後しばらく動かなくなってしまいました。
IT failures
2017年にBAが大規模なシステムトラブルを起こし、多くの便が欠航になったのを覚えている人も多いのではないでしょうか。
この日、2019年8月7日は前回に比べるとかなり小規模ではありましたが、またもやシステムトラブルが発生しました。
記事によれば、少なくとも117便がLHR発着では欠航したとのこと。
BA8の機長によれば、BAのLHRの発着をコントロールするシステムに障害が発生し、少なくともLHRの全ての便の発着が不可能になってしまったとのこと。
真偽は不明ですが。
幸い飛行中にsimカードを入れ替えていたので、イギリスの電波を拾うことができました。
Flightradar24を確認すると確かにいつもより表示されているBA機が多いように感じます。
我々BA8のPAXを苦しめたのが、着陸後に誘導路上で停止してしまったという点です。
出発できない便はPBBが仮に外れてしまっていたとしても、シートベルト着用サインを消すことができればクルーが飲み物を配ったりPAXがトイレに行くことが可能になります。
しかしながら我々は着陸後。
サインを消すことはできず、クルーもPAXも座ったまま動くことができません。
しびれを切らしたPAXが無断で席を立ちオーバーヘッドビンを開けようとして注意されることが繰り返されます。
T5に駐機されている前便が出発しない限りゲートは空かず、BA8はスポットインできません。
長期戦が予想され機長はついにはエンジンを止めてしまいました。
結局誘導路で1h30minの待機でした。
もどかしかったのは空中待機ではなく地上でこの時間待たされたこと。
着陸して窓にはイギリスが広がっているのに、席に座らせられているというのがじれったいです。
ただスマホを使うことができたのは不幸中の幸いでした。
これでかなりの時間を潰すことができました。
やっとの思いでイギリスの地面を踏みます。
長距離便お約束のCコンコースに到着し、連絡鉄道になだれ込みます。
Transfer Counter at LHR T5
午前中は多くの便が欠航したようです。
午後になり運航される便が多くなってきましたが、依然としてダイヤは大きく乱れているようです。
Transferのカウンターには乗り継ぎ便に乗れなかったPAXやその便が欠航したPAXで大混雑。
カウンターだけでは人を裁くことができず、LHRやBAのスタッフが動き回り、混乱の解消に努めていました。
Priorityのカウンターが設置されているようですが、この日はその運用は行われていないように見えました。
私は最短の選択肢を選択したのにも関わらず乗り継ぎ4h15minという長いTransferであり、この便は出発時間は未定であるものの運航は確定している模様。
搭乗券も羽田で受け取っているのでカウンターはスルーして、そのまま乗り継ぎの導線へ進みます。
実は過去のBAでのLHR利用時は必ず一度入国していたため、乗り継ぎは今回が初めてでした。
カウンターでの混乱をよそに、Transferのゲートも手荷物検査も目立った混雑は見られず、スムーズに通過。
そこを抜けると、いつものAコンコースが広がります。
いつ出発するかわからない次便に思いを馳せながら、ラウンジへと直行するのでした。
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